そんなに言うなら抱いてやる【単行本版】
」のレビュー

そんなに言うなら抱いてやる【単行本版】

にやま

食わず嫌でした…読んで面白さにハマった

2024年11月17日
『僕のおまわりさん』が好きで、作家さん買いする勢いで色々と読んでいましたが…高評価に釣られて試し読みだけして終わっていた作品でした。読み終わって「何これ最高ーじゃん」と評価が180度変わった今だから正直に言いますと…オフィシャルではダサダサだけどプライベートは店一番のモテメンという「メガネ取ったら可愛い(もしくはイケメン)設定」て、何やら昭和っぽいし、パターンとしては逆(オフィシャルではカッコよくてプライベートでだらしないところに、私が居なきゃみたいになる展開)なのでは?と、思っていました。あと、表紙のドヤ顔バーン!!みたいな映し方からしてオラオラ系かと思ってみたり。とにかくアク…じゃなくて個性が強すぎる為に色々と勝手に予想して敬遠していたんです。
で、セールになったタイミングでたまたま読んだ高評価レビューの方の文章があんまり面白いので、興味を惹かれて3巻と番外編まで全て読んで見事にハマり、食わず嫌いってマンガにもあるんだと知りました。ぶっちゃけ、滲み出る昭和感は否めないし、ギャグもセリフもキザで今時とは言えないと思うんです。でも何だろう…ギャグとシリアス・ノリの軽さと真面目さのバランスが良いのか、グイグイ惹きつけられる面白さがありました。
当て馬ポジションで登場した王生の役回りが、他ではなかなか見ないパターンで見どころの1つだと思います。他にもバーの双子のコスプレもいい味出していて楽しかったです。
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