このレビューはネタバレを含みます▼
攻めの雨宮君は仕事ができる頑張り屋さん、後に受けとなる柏木さんは他業種の管理職で、彼の教育係になってしまい持て余してしまう、という始まり。確かに元管理職の年上新人ってやりにくいですよね…。皆に頼られて新人教育も任されていっぱいいっぱいになっていたところに柏木さんが大人の包容力を見せて年下くんを懐かれるわけです。雨宮君は普段頼られることが多いから経験豊富な柏木さんに褒められて嬉しくなっちゃう可愛いワンコタイプ、背も柏木さんより低い。頼れる年上後輩と打ち解けていくうちに、独占欲のような感情が出てきて…?というお約束の展開です。このお話は本編がノーエロなので最初からラストまで仕事と過去と恋愛への発展で埋まっているのでストーリーが丁寧です。転職の件を切っ掛けに心を閉ざしていた柏木さんがだんだん解けて可愛くなって、そりゃ年下ワンコくんは惚れちゃいますね。最初から年下攻めと分かっていたので柏木さんを受けだと思って読んでますが、年上攻めが好きな人が読んだらラストのポジション確認まで柏木さん攻めに感じると思います。柏木さんも確認するまでタチでいる気だったっぽいと私は感じました。またそれがスマートに雨宮君の希望を聞き入れるのが元タチ年上受けの柏木さんの素晴らしいこと!!!もう好き好き!!(年下攻め大好きな私から見たらもちろん柏木さん絶対受けなのですが)受けに収まっても雨宮君のことは可愛い可愛い言っています。年下・柏木さんより身長が低い・酔わせようと思って自分が潰れるワンコ系雨宮君ですが、普通に仕事はできるし色々な場面でグダグダ言う柏木さんを理論的に導く攻め力はあります。タイプの違うイイ男二人でした!欲を言えばくっつくまで長かったのでもう少しラブなところを読みたかったです。