このレビューはネタバレを含みます▼
金のエンジェルのスピンオフ作品。今回も読み方は一捻りされており、銀(しろがね)。
前回の主人公マウのビジネスパートナー・ガランと、大学時代の同級生坂本のお話。
偶然再会した潔癖症で不感症のガランを、感じるように変えると宣言し、さっそく実践する坂本。
前回がとんでもないスタートだったので、この程度では全然動じなくなりました(笑)
潔癖症のガランが最初汚れることを嫌がっているのに、汚れているのに気持ちいいって変化していくのがすごく良かったです。戸惑っているガランめっちゃ可愛い。
ただ、気持ちの変化に対応できないガランが坂本を遠ざける方法が斬新過ぎました。
とんでもない方法だったのに、泣いている坂本を見ているとこっちまで切なくなる不思議。
作者さんのこういう訳の分からない状況からガッツリ恋愛への方向転換が上手いと思わされました。
ここで坂本の学生時代の回想が入るのですが、なんか…最後思ったより切ない展開。
切なかったので、ガランの方から告白したのが凄く嬉しかった!
素直に坂本良かったねーってなりました。
両想いエチもエロいのはエロいんですが、可愛いが先行します。
ただ、ガランが3日洗ってないシーツで興奮しているのは、こっちが興奮しました(笑)
ラストは変態行為をしつつも、5回ガランが笑ってくれたらプロポーズしようって。
しれっとタイトル回収。良い!!
途中色んな所に面白小ネタも満載で、クスッと笑いつつキュンとしたり、全てのページで楽しめました。
鍋つゆセットの闇鍋つゆは、描きおろしの鍋のつゆなのでしょうか? どんな味なのか気になるところ。
兎にも角にも大満足の一冊でした。