このレビューはネタバレを含みます▼
食べるとは生きること。食べることが楽しくなれば、生きることも楽しくなる。
誰かと食べることが嬉しくなれば、一緒にいたくなる。
親戚の養子となった豊。義兄の嫉妬(性格も悪いかな)から、家族にしてもらえなかった子ども時代。
一緒に食べることを否定され、存在も否定された。
穣と種、おとうは母親の死を乗り越えられないけれど、日々生活は続いていく。
出会った3人。幼い種の天真爛漫さに癒やされ救われる。したう姿に、必要とされる喜びを知る豊。
ずっと一緒にごはんを食べようは、一緒に生きていくということ。
キスだけの描写だけど、このお話には適度だと思う。
バスと電車で読んでいて、何度カバンからタオルを出したことか(笑)
最後に種が中学生くらいになった姿が出てきて、微笑ましかった。ありがとうございます!