世界でいちばん遠い恋
」のレビュー

世界でいちばん遠い恋

麻生ミツ晃

ていねいで優しいふたりの恋

2024年12月11日
重度難聴のいすずと、耳の良いヴァイオリニストの卵のトウカの真逆に在るようなふたりの偶然の出会いから始まるゆっくりで優しくて読み手の心まであたたかくなるお話。
粗暴そうなトウカが、実は真面目で、いすずに出会って関わっていくほどに自分ともヴァイオリンとも向き合って変わろうと変わっていく様が微笑ましく……。一人で、強くあらねばと人一倍頑張って、諦めていた いすずもトウカになら、と頼ったり甘えたり本心を伝えたり出来るようになって…………。
買うだけ買って内容が重そうと勝手に決めつけて本棚に眠らせていたのですが、もったいないことをしていました。いやでも2巻が出たタイミングで読めたので良かったのかも…(?)
3巻で完結予定とのことで、ふたりの歩みをもう少し見れる嬉しさともう少ししかない寂しさを抱えながら楽しみにお待ちしてます!
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