恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。
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恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。

永野水貴/とよた瑣織

5巻と6巻での心境の変化と続きが気になる

2024年12月17日
ヒーローがヒロインの事情について何も知らなかった状態から恋をして執着モードに入り、持ち前の行動力で一つずつ着実に問題解決に向かってくれてる。そのおかげで、ハラハラはするけど頼もしさを感じてワクワク続きを追いかけてます。一難去ってまた一難で、なかなかヒロインが完全な心の安寧と幸せを手にするまでが遠いですが、安易なチートであっさりハッピーエンドじゃないのがこの物語の骨太な面白さ。なのでそのオリジナリティ溢れる良さを貫いてほしい気持ち。ちなみにヒロインがとても不憫なだけに、感情移入しすぎや自己投影して読むとしんどい。俯瞰して見守るスタンスで読むのがおすすめ。5巻以降は今のところヒーロー視点がないのもあって考えてることが分かりにくいが、5巻と6巻ではヒーローもヒロインも心境の変化がある。それが今後の展開に大きく影響してきそうで楽しみです。今まで主要なフラグはきっちり見事に回収されてきたから今後もそうなると思ってて、打ち切りにさえならなければ、最近連載終了した某ジャンプの人気アニメ化作品みたいに謎をたんまり残して拍子抜けのビターエンドってことはなさそう。作者のSNSを遡って読む限り、それなりのハッピーエンドは匂わされているし。
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