このレビューはネタバレを含みます▼
ビックリしました。100件ものレビューがあるのに、星評価5って…続編だから、ほとんどが本編を読んで良かったと思う人が読んでる訳なので、高評価は分かるにしても凄いですね。
2巻を通して(特に2巻)二人の恋愛というか関係性に重点を置きながらも、大小問わずたくさんの問題とか問いかけみたいなものがあって、答えを出したり今ではないと先送りしたりしながら日々を紡いでいく、厳しくも温かい…現実の生活そのままの世界があった気がします。食事って、生きることそのものですから、作品を通して家族や食卓を囲む大切さを知った気がしました。
私の良くない癖で「勝手に誤変換してしまう」というのがあるのですが、2巻途中まで種くんが豊のことを「ゆかた」と言っているのに気づきませんでした。作家さんは、種くんに「豊」を「ゆかた」と言わせることで、細かい(幼くて言い間違える)所まで表現していたのに、勝手に「ゆたか」と誤変換していたのでした。1巻から誤変換していてショックでしたし、大いに反省しました。
豊も穣も、もっと言えば種くんとおとうも、辛い過去があってなお笑えるようになった今と相手を想い合う様子に、ほっこり温かくなって癒されました。