拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ
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拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ

由姫ゆきこ/八色鈴

納得いかない

ネタバレ
2025年1月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 完結まで読みました。
序盤読みながらこれミーナ(侍女)が悪くない?って思ってたら黒幕側だったわけですが、イーサンは罰を受けたけどあれだけの事してたのにミーナお咎めなしとか本気?笑
イーサンに言われて仕方なく…じゃないでしょ、思いっきり自分の欲望と嫉妬のために主人公を追い込んだのに。家族を人質取られてたとかならまだ分かるけど、許して連れ帰るとか正気の沙汰じゃない。

あと、主人公を追い込むためのストーリーとはいえ、やっぱり旦那がクズ過ぎて魅力が皆無。
冷遇するどうしようもない理由があったのかと思って読み進めたけど、そんな理由は全くなかった。
素直になれないとか、姉が非難されないように、とか明かしてたけどそれって結局自分の都合。
そもそも愛人って思われてる方が非難されない?義母姉の方が余程マシな扱い受けるでしょ…旦那の母親は庶民って他の貴族にもバレてる描写あったし主人公追い詰めてまで隠す事なくない?
さらには嫉妬からレ◯プ…、妻の意見も聞かずに子供に会わせず別邸に追いやり、姉に赤子抱かせて自分達だけで楽しい時間を過ごしてる。
主人公はそんな中で冷遇され襲われて悲痛な思いで死んだ。
…はずなのにラストの盛り上がりシーンで言った「私は幸せだった」のセリフはなんで…???
そのセリフの前に過去の記憶全部吹っ飛んだんか??
もっと悲痛な思いを全てぶつけた上で新しい関係を築く方が余程健全だと思う。
結局旦那は後悔と墓参り以外何もしてないという…。旦那と子供は何をしてもしなくても、母は全部許すという偏見から作られた分かりやすい構図。
主人公が自分がされた事をなにもかも全部許して完結、大円団と言われてもモヤモヤしかない。

それに娘には母親って言わないの?その描写待ってたんだけど…旦那に魅力を感じない私にとっては娘とのシーンがメインだったから完全に肩透かし。

しかも最後には親子ほど離れた状態になったのに再び恋愛とか…やっぱ旦那がヤバすぎ。
娘くらいの年齢の子と恋愛する男なんてキモい以外の感想は出ません。
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