京極家シリーズ
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京極家シリーズ

木下けい子

朝倉に想いを馳せる

ネタバレ
2025年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 終わっちゃった…読み終えて、レビュー書くにあたって最初から読み直したけどさ。
尊と誠志郎の2人は、このまま…いや大なり小なり喧嘩して、芳子ちゃんみたいに指輪外して家出することだってあって、その都度仲直りしていつまでも仲良く居てほしいなと本当に思う。
礼央のこととか、話したいことたくさんある。
何でお父さん、礼央の隠し子報道を否定したのに大臣辞任したのか…1巻で言ってた「否定しても…」とかだから?とか、そういった事考えると自ずと朝倉が頭を過ぎって。だから朝倉について書きたい。


【以下、インタビューとか何かの特典で既出だったらスマン、妄想だからスルーしてほしい。】


まず、朝倉…「誠志郎のお兄ちゃんポジション」だけど、もし尊が現れなかったら本当は誠志郎の旦那ポジションだったんじゃないかな…とか思った。
誠志郎は政治家に向いてないって作中、いくつか出てて、朝倉みたいにギラついている訳でもない。かといってお父さんみたいに狡賢く強かでもない。
だから時代がまた進んで高裁、最高裁でも同性婚に対して勝訴が増えてきたタイミングでお父さんの後継である朝倉と、誠志郎を夫夫にして公表し一気に法改正の流れに持っていきたかったのでは?とかいう筋書きがあったなら、朝倉の妙なお兄ちゃん風というか…許婚みたいなニュアンスがあったのかな…とか思ったりした。
偽装なんか持ちかけるお父さんだから、やりかねんな…とか思っちゃった…でも、朝倉、家族しかいないセカンド結婚式に参列したのは…何でだろう…お父さんの後任だから??とか思った時に、やっぱり特別なポジションがあったんじゃないのかな…とか勝手に妄想した次第です。
いやただ単にお世話になったから、とかだったら下衆の勘繰りで申し訳ない。
でも朝倉……女性なのか男性なのか解んないけどさ、良い方が見つかると良いね…それこそ誠志郎にとっての尊みたいな人がさ…一生独身かもしれないけれど。

でもさ、尊の元嫁のヤバさは別にしても、誰が元嫁に吹き込んだのだろうか…ずっと週刊誌張り付いてたんだろうな…尊、女難の想が出てるっていうし、この先も何かある度に出てきそうで怖い…コレが最後だと良いね…

本当に誠志郎も尊も、そして出てくるキャラクター全員が濃くて怖くて憎らしくて可愛い…そして逞しい。
全巻を通して楽しく読ませてもらったなぁ…
先生、お疲れ様でした。また読み直す!
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