怪異さんと飛鳥くんのお話
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怪異さんと飛鳥くんのお話

シズマ

「格好いい」の定義

ネタバレ
2025年2月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作のみ全17話+描き下ろしで合計209ページ。初読み作家さんで、普段の私だったら絶対表紙を見て「怖っ!」っとなって手を出していないであろう作品なんですが、ランキングで1位だったのでやっぱり気になって購入してしまいました。最初の試し読みできる部分で怪異さんと飛鳥くんの出会いが恐怖過ぎたし、扉閉めたはずなのに振り返ったら中にいるとか恐怖しかないですよね。表紙はカラーだからか、怪異さんの肌の色とか長い舌とかが余計際立って、これ本当に読んで楽しめるのかちょっと不安だったんですが、同じように尻込みしている方がいたらぜひ勇気を出して購入してみて欲しいです!最初はレビューで怪異さんのことがかっこ良く見えてくると書かれているのが多数あって、マジか?!と思ったんですが、これが本当だったんです。正直なんでかっこ良く見えるのか不思議なんですが、髪型とかピアスバチバチなのが良いのか黒スーツが良いのか?見た目も大事なんですが、「格好いい」というのが仕草とか雰囲気、行動によるところも大きいんだなぁと。人は見た目じゃないってまさにこのことなんだと実感しました。怪異さんが飛鳥を大事にしたいっていう気持ちが伝わってくるのも良かったし、体格差があるので手つなぎの時に自然と飛鳥が怪異さんの指を掴むことになったり、ちゃんとキュンもあってBLとして成立しているから不思議です。
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