このレビューはネタバレを含みます▼
はぁ~!また好きな作品が完結してしまった‥。
議員の父を秘書として支えている誠志郎と腹違いの弟礼央。有名俳優で2世の尊。もっとこの3人の日常生活を見ながらニヤニヤしたかったのに~!!
2人の寵愛を受ける礼央くんがまた本当に可愛くていつも癒されてました!
自分の欲求に素直な子供らしさがあるかと思えば、たまに大人顔負けの鋭い発言で尊と誠志郎の度肝を抜いたり、こんな顔面偏差値の高い2人の初夜から(初夜はうっかりお約束(笑))育まれた愛の道のりを、誰よりも近い場所で見てきた君の将来を覗き見してみたい!
仕事も性格もお堅い誠志郎にイケメンで一見チャラい尊が紳士的で、ボーダーラインを踏み荒らすことなくゆっ~くり解きほぐしながらな進展がたまりません!!
同じ京極として、お互いに少し意識していた高校時代もあったり美味しいエピソードも。
波乱含みな同居生活が偽装という名の新婚生活に変わり、戸惑う誠志郎となんだかんだ順応性の高い尊との粒差な変化と自然と隣にいるのが当たり前になっていくそんな積み重ねの日々。
家事育児を完璧にこなす尊と仕事熱心な誠志郎の夫夫性活は重要なコミュニケーションツールとして、盛りだくさんな上にどんどん可愛くなってゆく誠志郎との育み愛 非常に萌えました!!
ようやく軌道に乗りかけてきたタイミングで、偽装の匂いを嗅ぎ付けた朝倉さんの探りと真綿で締めてくる様な牽制の数々や、やたら誠志郎と近い距離感もハラハラして当て馬としては最高なポジションでした。イケメンで無駄な色気がもったいなかったな~!
いつ足元を掬われるかわからない政界の中で、気の抜けない誠志郎の唯一の安らぎの場所として、出迎えてくれる尊と礼央に真の家族像をみました。
また政府専用機のタラップを降りる2人をポワンと想像して、そこまでいかなくても早く法が追いつく世の中になってほしいなと。。あと2人の母の存在は偉大でした!
最後まで誠志郎パパに振り回され、今まで明かされてこなかった尊の複雑な家庭事情と、一悶着ありますがこれまでの2人ならそれを乗り超える為の絆は十分安心して見ていられました!むしろ出逢った事でバラバラだったものが1つの大きな輪となって広がった集大成の様な最終巻でした。真の夫夫となった紋付き袴姿の2人の笑顔に感無量!!