このレビューはネタバレを含みます▼
ある作家の家に住み込むことになった書生の成緒。住み込みを始めた直後から、成緒の周りで不思議なことが起こり始める――。
人物も背景もとても綺麗。
この作品、ジャンルは少女漫画ですが…これBLじゃないかな??
相手に対する想いがブロマンスを超えている。
序盤からイケイケの攻め様…いいぞもっとやれ。
…と。
ファンタジーBLとして読んだ私は、かなり楽しく読みました。
【以下ネタバレ】
神様と人間の恋を描いた作品は、どうしても寿命の問題が出てくるけど。。
一人の人間を愛したことで神堕ちし、成緒に執着し悶え苦しむ姿は結構胸に来るものがありました。
過ぎた時間を遡ることはできないし、失われた命は永遠に戻ることはない。
それでも前を向いて生きようとした、ある神様の物語――。
ストーリー的に若干疑問なところはあったけど、私はこの物語、好きでした。
作者様、いつか本格的にBLも描いてほしいな。
最後のおまけのページ、「もっとください」と思った人は私だけではないはず…。
これからも先生の作品を楽しみにしています