偽りの花嫁と真実の恋
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偽りの花嫁と真実の恋

月東湊/森原八鹿

女装だけど凛々しい

ネタバレ
2025年2月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 女装しなければならない理由があって好きな人に告白されても思いを受け取れない、妃候補の試験を痛快にクリアしていく、玉璽を盗み出そうとするも見つかりそうになってハラハラ・・など、好きな設定てんこ盛りでした。男の体でどうやって初夜を乗り切るのかドキドキでしたが、そちらの解決の仕方は拍子抜けするほど簡単な感じだったので、それだけはがっかりしました。「煌、もう男だって言っちゃいなよー」と思いながら読んでいたので、1番盛り上がるところで攻めから「男なんだよな」みたいなことを言われてあっさり解決。なーんだ、あんなに悩んでいた煌がバカみたいじゃないのさー、と思ってしまいました。殿下、男でもよかったんですね、早く言ってくださいよ、てなもんです。ここ、もっと丁寧に書いてほしかったな。毒を見抜くシーンも某ラノベの猫猫みたいにかっこよかったので、もっと長く読みたかったです。全体的にはとても面白かったです。
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