魂の物語





2025年2月21日
魔族と人間の闘いで、魔王が倒されて20年後の世界。『葬送のフリーレン』が人間側のその後を描く作品であるなら、本作は魔族側の立場を色濃く見せるお話です。
人間側の大勝利に終わった世界は、魔族が造った「ダンジョン」を攻略し宝物を漁る冒険者がひしめいていた。朽ちていくしかないその「城」が実はその根底に・・・とコレは物語の中で語られます。
闘うしか術を知らなかった獣王「ガロン」が、仲間たちを差し置いて生き残ってしまった悔恨も含め医術を身に付け(これは5巻以降に明らかになっていくようです)、魔族やモンスターだけではなく人間へも救いの手を差し伸べ、心の絆を広げていくような展開。
戦争は苦しい!第三者の目から俯瞰的にみても、それぞれの立場からそれぞれの正義がある。各々が自分の正義を信じ愛する全てのモノを守ろうとする。そう…憎き相手を殺してでも。
けれど医者になったガロンは言います「冒険者がパーティを組みモンスターを倒す事よりも遥かに…命を救うほうが難しい」と。
命への敬意を忘れてはいけない・・・この思いがこの物語の裏側に隠れているのかもしれません。
人間側の大勝利に終わった世界は、魔族が造った「ダンジョン」を攻略し宝物を漁る冒険者がひしめいていた。朽ちていくしかないその「城」が実はその根底に・・・とコレは物語の中で語られます。
闘うしか術を知らなかった獣王「ガロン」が、仲間たちを差し置いて生き残ってしまった悔恨も含め医術を身に付け(これは5巻以降に明らかになっていくようです)、魔族やモンスターだけではなく人間へも救いの手を差し伸べ、心の絆を広げていくような展開。
戦争は苦しい!第三者の目から俯瞰的にみても、それぞれの立場からそれぞれの正義がある。各々が自分の正義を信じ愛する全てのモノを守ろうとする。そう…憎き相手を殺してでも。
けれど医者になったガロンは言います「冒険者がパーティを組みモンスターを倒す事よりも遥かに…命を救うほうが難しい」と。
命への敬意を忘れてはいけない・・・この思いがこの物語の裏側に隠れているのかもしれません。

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