兄は元彼【電子限定おまけ付き】
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兄は元彼【電子限定おまけ付き】

林らいす

この世界観、好きだ

ネタバレ
2025年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の色合いとは程遠い穂高(受)がインパクト大!学生の頃、油絵描いててちょっと人とは違う風で少し尖ってて…そんな穂高の懐にスルリと入っていったのがヘラヘラしてる学(兄で攻)。
なんとなくそんな雰囲気になって、なんとなくエッチして…心中もできちゃうような(会話の中での比喩)、そんな関係性に穂高はどハマりしてしまったわけで…。そんな中、急に学に捨てられて怒りも恨みも愛も募る8年間。穏やかではなかったでしょうね。再会してグーパンは見逃してあげたい笑。
タイトルが少し独特だなと思ったのが、作風にも出ていて面白いです。兄「は」元彼って不思議だな〜と感じてたのも、読んで納得。弟の遊目線で話が進むのも良かった。当事者2人の仲介役になり、拗れに拗れた大人の私情を上手く繋げた名役者です!天晴れ!
エキセントリックだと思ってた穂高も全然、学の前では可愛くって(素直になれないとこも愛おしい)、学も真面目に子育てしてると思いきや全く未練タラタラだったなんて…8年という月日が経ってもなおお互いに忘れずにいて、しかも好き合ってる嬉しい誤算に、ハピエンと繋がるわけです。お幸せに!!
遊が成長して大学生になる頃の穂高の変わりようは微笑ましかったな〜笑。
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