このレビューはネタバレを含みます▼
よすぎるので感想を吐き出します
コントラストが素敵だなと
バリキャリお姉さんと丹くんの外出する際の能美先輩への対応の差、朝方ベッドから追い出す時の丹くんと朝まで一緒にいるいる時の丹くんの気持ちの差
性行為ばかりの動的な二人と哲学に見聞を深める静的な二人…
まさにエロスとアガペーですやん
どちらも愛ですよね、ひとつに混ざり合う
こあら先生の画力も表現力もすごくて…
講演会後の丹くん登場までのコマ筋びっくりした!
一回目はサラッと流しちゃったけど前のコマでちゃんと鉄骨階段背景描かれてたし、丹くんバストアップは能美先輩の回想だと騙された笑
顔の表情もいいすごくいいどれもいい
何より手の表現
二人の関係性がちゃんと手に描かれてる
だからこそ告白シーンのガキですよの『ぱし』の新鮮さ…
そして論文発表後の手を見つめるコマはすごい
めちゃくちゃ伝わる
一回読んだだけだとサラッと流してしまうセリフも、読み返すとそーだったのかー!ってなるとこいっぱいある
学祭の朝の「帰り遅いんで…」ってとこ、無意識に当たり前に能美先輩のとこ帰ってくるつもりだし能美先輩待ってるのわかってるし…
鍋した時の「自分に生まれ変わる」ってとこも、能美先輩への気持ち受け入れてそれを誇りに思ってないと出ない言葉だよね
こあら先生がどんな気持ちでこのコマ描いたのかなってどんなに考えても真実はわからないけど、それをいろいろ考えるのが楽しい
それが今、私、哲学してますね
ほんとにこの本好きすぎて何度も読み返しちゃって、いいかげん読むのやめないといけないなって、何度も読み返せば飽きるかなって読むんだけど…全然飽きない笑
きっとまた明日も読みます笑
こあら先生ありがとうございました!