好物はいちばんさいごに腹のなか
」のレビュー

好物はいちばんさいごに腹のなか

蔓沢つた子

シリーズ1作め。高評価も納得の面白さ

ネタバレ
2025年3月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初作家さんでしたが、シリーズものは制覇したい質だし、とりあえず一冊読んでからとか様子見とかができないタイプなので、試し読みだけして全購入しました。1巻は、シリーズ3CPの短編集と別作品の短編1という内容でした。

全購入なんて、こういう事ができるのも高評価とレビュー数の多さがあってこそで、評判通りに凄く良かったです。面白い…とはちょっと違うような気がしますが、タグを付けるならヒューマン(獣人だけど)ラブコメディですかね。微笑ましく楽しい場面もありました。

大体の受けはチョロ可愛いくて、多かれ少なかれ攻めは強引で…でもしっかり愛はあって、どのCPもカラーは違えど優しくほっこりするお話ばかりでした。

そしてお子ちゃま(しかもケモ耳)は最高に愛らしく、獣人の中でも猫獣人オンリーなので猫好きには堪りません。聞いたことのない猫種の名前を見て、調べては写真を見て「可愛いー」となり、楽しさが割り増しになりました。BL・猫・お子ちゃまなど、私の好きなものが詰まった作品でした。

シリーズとは別の短編も良かったです。受けはシリーズの子達と系統が似ていて…おバカではないんだけど鈍いとか素直とか共通点はあって、こちらは本当にヒューマン(獣人じゃない)ラブコメディの執着愛でした。

シリーズはもちろん、他の作品も軒並み高評価なので、そちらも読んでみたいです。
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