抱いて欲しけりゃ啼いてみろ【単行本版/電子特装版小冊子付き】
」のレビュー

抱いて欲しけりゃ啼いてみろ【単行本版/電子特装版小冊子付き】

さとう蜂子

小田切のドSが性癖にぶっ刺さる

2025年3月29日
大型案件を任されたIT営業の男が、仕事で組むSEが見つからず、同期で陰キャの男に頼み込んだことをきっかけに、その男のドSっぷりにドMの性癖を開花させていくお話。
試し読みを読んで即購入を決めるくらい、性癖にぶっ刺さる好みの作品でした。深山が惹かれるのが分かるくらい、私自身も小田切のクールで圧のある冷たい目にゾクゾクしました。ただの素っ気ない態度からSっぷりにギアチェンジしていく様子が、口調やプレイに表されていて、その一つ一つに深山が興奮して蕩けていくのが見事にハマり、最高のエロになっていると思います。小田切のドSっぷりがとにかく好みでしたが、それを最大限に引き出したのはドM深山の無自覚な可愛い煽り。重くならずに明るいストーリー展開になったのも、深山が快感を単純に追い求めるエロさ、バカさがあったからであり、作家様のキャラ作りが本当に大成功したCPだと思います。その上で、小田切の秘めた想いや煽りを受けての欲望をぶつけるようなえち、独占欲や嫉妬モロ出しのプレイに熱い滾りを感じ、最高に興奮しました。続編、続々編と続いているようなので、単行本化が本当に楽しみです。今後も期待しています。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!