午後の光線
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午後の光線

南寝

丁寧に描かれた作品(好みではなかった)

ネタバレ
2025年4月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 生と性と死とを丁寧に描いた作品だと思います。
ただ、自分の趣味かというとそこは別問題。
苦しい気持ちであるとか、思春期の不安定さとか、いろいろあるんですけれども……自分の感覚的に、なんか違う感がありました。そこでそっちに行くのか、という、同調できない部分があって入り込めませんでした。
そしてラストに関しては、ここまで丁寧に描いて来たのに対して、あの終わり方は好みじゃなかったです。
リアリティとかは横に置いておいて、作劇的に、確かにあれはエンドマークを付けやすいと思いますが、せっかくのそれまでの良い意味でのもやもや感を断ち切ってしまったようで、少しもったいなかった気がします。
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