このレビューはネタバレを含みます▼
ファンタジーなオメガバースという感じだけど、オリジナル要素の「当ての者」がいたり、主従関係あり、運命に翻弄される要素ありのBLの良さをぎゅぎゅっと詰め込んだ作品。作者買いさせてもらっていて、作画の丁寧さと見せ方はお墨付き。
ユイが大事に育てられた様が端々に感じて、一人っ子特有の天真爛漫さや素直さが可愛い。ヨリが愛情と募る恋心を込めて大事に薔薇を育てたり、献身的にユイを護る様もいい。
1冊の短い中にも大切な想い出や気持ちの起点になる部分をきちんと描き、ユイが艷めくのはいつだってヨリの手で…好き。
ガチの当て馬シア王子、当ての者を自ら用意しちゃって…不憫だけど…強く生きて!