このレビューはネタバレを含みます▼
初読み作家さんです。
引っかからないだろなーと、なんとなく決めつけていた自分を叱り飛ばしたい。
ヒリヒリと痛い主人公が、ヒリヒリと痛い高校生を救う初っ端からやられました。
誰しもが持ってる自分の中の好きな部分と嫌いな部分を「こんな感じ?」ってお出しされてるような、嫌でも自分と向き合いながら読んでしまう物語。
言葉の説得力がとにかく半端ないです。
すごく丁寧に作られてるから読み飛ばせないし、途中で何度も鼻の奥が痛くなります。
もっと早く読めば良かった。他の作品も読んできます。
あと薫さんの不器用な感じ良いなぁ,と思ってたらレビューにみんな書いてて「やっぱり!」っ思いました。
こんなに主人公からも読者からも「幸せになって欲しい」って思われてるキャラってそうそういない(笑)