このレビューはネタバレを含みます▼
魔法とか階級社会とか設定は細々あってもこの作品はひたすらにオリアナの立ち向かう運命を観察していて元恋人と目の前にいる彼は別人ではないのに別個人だと尊重しながら大切に思い無我夢中に走り回って。そんな途方もない時間と思いが苦しくて共鳴してしまい、涙が止まらないです。
オリアナの可愛らしさと風や光や音も伝わってくるような世界の美しさを携えて歩んで喜怒哀楽を登場人物たちに分けてもらっています。
どうかあの人もあの人も、幸せになってほしい、素直に願いたくなるキャラクターばかりで続きが待ち遠しいです。