発熱バスルーム
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発熱バスルーム

ARUKU

愛と良心

ネタバレ
2025年4月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何故監 禁されるのか、愛をぶつけられるのか、歪んでいるのか、、少しずつ理由が見えてくる謎解きの過程は切なく悲しい。でも、加害者の妻が感じていた、加害者の如き身を滅ぼすような重責や胸の痛みとは違い、加害者と被害者の子供は、事故当事者とは違う次元で生の力を持って生きているのが感じられます。それでも彼らの選ぶ生き様は切ない。最後は温かく幸福の光が見えて嬉しかったです。
ARUKU先生の作品は色々なものが詰まっていて深いので、ネタバレせずに新鮮に読まれると良いかと思いました。何冊分かを読んだような読み応えと余韻がある素晴らしい作品。
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