このレビューはネタバレを含みます▼
コミカライズ版を先に知って、一つ一つの描写、登場人物たちの表情、全てに呑み込まれました。続きが待ちきれなくて原作ライトノベルを全巻一気読みし、コミカライズ版のミゲルのあの表情の意味はこれだったのかと分かると鳥肌が立ちました。ラノベの方で表情まで書かれていなかったシーンでもしっかりと描かれ、より鮮明に人物の背景が見えるというか。さらにはヴィンセントからオリアナはこんなに可愛く見えているんだな、というシーンも多くてあまりの甘さに悶えてしまう(笑)そして、既刊全て読んで改めて漫画の表紙イラストを見ると、泣きそうになりました。特に1巻、死に戻る前のある日の2人なのだと思うともう、イラストも美しくて2人とも微笑みあっているのに、切なくて胸が締め付けられそうでした。2巻、3巻…と2人の距離が縮まっているイラストも何だか切なく見えます。これだけの表現力、白川先生は一つ一つのシーンをどれほど丁寧に描かれているのか…。早く読みたいけど最後まで描ききってほしい気持ちの方が大きいので、どのシーンも白川先生がどんな風に描くのか楽しみにしつつ、いつまででも待とうかと思います。