やんまさん

ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける 【短編】

セキモリ/クレイン

泣きすぎて家じゃないと読めない

2025年9月30日

広告が出てきて、少年アリステアをララが叱咤するシーンだったけど気になって読んでみた。何のシーンだったか分かったとき、鳥肌からの号泣。読み進めてその後のアリステアの藻掻くような日々に号泣。アリステアを弟子にした経緯でも号泣。ララの「大人は大きいから怖いだろうと思って」は泣くよ！ララの生い立ちを話した後のルトフェル様の一言にも泣いた、ほんとだよね、それは奇跡だよね…。すごい泣いてるけどアリステアとララのいちゃいちゃもちゃっかり楽しめるからバランスがいいなあと思う。ちなみにこの漫画から原作を知って読んで、原作者さんにすっっかりハマって作品を読み漁ってる(笑)他の方も書いてるけど、コミカライズの漫画家さんと原作者さん、出会ってくれてありがとうございます！！単行本も表紙めっちゃキレイだったので買いました。しかしララたちの次世代のラノベも出てるんだよ…そっちもセキモリ先生でコミカライズしてほしいな…流れ星に3回唱えるには長すぎるお願いなのでどうか出版社様、聞き届けてください…。

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愛さないといわれましても ～元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる～（コミック）

石野人衣/豆田麦

タイトルが文字通りすぎて秀逸！

ネタバレ

2025年9月30日

このレビューはネタバレを含みます▼ 「愛さないといわれましても」ってよくあるサバサバ系悪役令嬢モノか？と思って読んだら大間違いだった、皮肉でも何でもなくそのまんま困惑してる方の意味すぎて笑ったwしかし初夜で愛さない発言しちゃったけど、アビゲイルの無邪気さにジェラルドが絆されるのはあっという間でしたね…でも仕方ないよ、アビーちゃん可愛いし面白すぎるからね(笑)ちなみにジェラルド実家の侯爵家との絡みが1番すき、ほっこりする。みんなにどんどん受け入れられて愛されていく姿は読んでいてにこにこしちゃうよ。アビーが「ははうえ！」って読んでお義母さま陥落したシーンは特にすき(笑)あとアビゲイルの特殊能力と前世もちゃんと役に立ってて物語に馴染んでる。登場人物も悪役以外みんなほっこりさせてくれる、特にジェラルドの使用人の面々も優しくて面白くて個性的でホント大好き。基本的にずっと笑える展開だけど(これ重要、ストーリーちゃんと面白い上にとにかく笑えるw)、アビゲイルの里帰り編だけはちょっと泣いた。ジェラルドが「怒りで涙が出たのは初めてだ」って言うのに激しく共感。アビゲイルがケロッとしてるのが逆に悲しくて泣けた。早くアビーの不穏な故郷の件片付いて心置きなく餌付けしつつ日常送ってほしい。原作ラノベも全部読んだけど、コミカライズ心から大成功してると思うからこの先も楽しみ。

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ピチカートの眠る森

幸村アルト

ただただ幸せを願っている物語

2025年9月23日

優しくて可愛い物語だった。結局最終話までに判明する事実は少なかったし、進展した事態も少なかった。でも物語半ばでエミリーがシュラの多くを知らなくていいと決意したことがこの物語全体に反映されていると思うと、残念な気持ちにはならなかった。エミリーもシュラも、相手のことを全部知ろうとしなかった。でもお互いに優しく寄り添って、相手の幸せを願っていた。全部の事情やその後が分からないのもたまにはいいかと思えた。あと何より妖精たちがほんわかして可愛すぎる。クッキーを窓辺に置いてみたくなる。

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死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから

白川蟻ん/六つ花えいこ/秋鹿ユギリ

表紙イラストが2人を物語っている

ネタバレ

2025年4月19日

このレビューはネタバレを含みます▼ コミカライズ版を先に知って、一つ一つの描写、登場人物たちの表情、全てに呑み込まれました。続きが待ちきれなくて原作ライトノベルを全巻一気読みし、コミカライズ版のミゲルのあの表情の意味はこれだったのかと分かると鳥肌が立ちました。ラノベの方で表情まで書かれていなかったシーンでもしっかりと描かれ、より鮮明に人物の背景が見えるというか。さらにはヴィンセントからオリアナはこんなに可愛く見えているんだな、というシーンも多くてあまりの甘さに悶えてしまう(笑)そして、既刊全て読んで改めて漫画の表紙イラストを見ると、泣きそうになりました。特に1巻、死に戻る前のある日の2人なのだと思うともう、イラストも美しくて2人とも微笑みあっているのに、切なくて胸が締め付けられそうでした。2巻、3巻…と2人の距離が縮まっているイラストも何だか切なく見えます。これだけの表現力、白川先生は一つ一つのシーンをどれほど丁寧に描かれているのか…。早く読みたいけど最後まで描ききってほしい気持ちの方が大きいので、どのシーンも白川先生がどんな風に描くのか楽しみにしつつ、いつまででも待とうかと思います。

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エリートは學び足りない

粥川すず

彼らは学び足りないだろうが…

2025年4月5日

大石君の思考回路がハッキリ言って幼稚だけど、その幼稚な気持ちを哲学者たちの言葉を借りて滔々と説明するシーンが面白すぎる！そして奔放だけどちゃんと知識人である周囲の学友たちが、すぐ「つまりこういうことか…」ってなるのも笑った(笑)みんな超高倍率の受験を勝ち抜いたエリートなのに何ていうか紛うことなきダンスィってやつだなと(笑)大石君の過去話はサラッと終わったけど、むしろ2巻内でうまく纏まっているしそんなに掘り下げるエピソードではなさそうだったから気にならなかった。完結済みなのは正直寂しい、愛着の湧くキャラクターばかりだし、もっと細かいエピソードも読みたい！と思ってふと気がついた。タイトルの通り彼らはまだまだ学び足りなくて、読者は全くもって読み足りないということかと。

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私が死ぬと死んでしまう王子様との案外幸せな日常について

クレイン/閏あくあ

主人公への溺愛具合が良い

ネタバレ

2025年2月28日

このレビューはネタバレを含みます▼ 諸々被害者ヒロインのグレーテ、楽観的で前向きで、でも現実もちゃんと見えているバランスの良い性格だから読みやすかったです。元々美少女とは言え、雪のような白い肌と健康的で豊かな銀の髪を手に入れたのは閉じ込められてるからこそのダラダラ生活のおかげっていうのもジワリます(笑)マティアスも読者目線だとベタ惚れなのバレバレで可愛い！2人の抱える事情は重いですが、グレーテがあっけらかんとしているのでマティアスと共に癒されました。そして2人の出会い方と事情が特殊すぎる故か、かなり終盤まですれ違いしまくる両片思いを続けていたけど、その間もしっっかりイチャイチャはしてくれるので不満なく読めました！すれ違いに関しては作者さんを信頼しているので不安にはならなかったですがね。
ちなみに外法を使ってマティアスの命を弄んだと言ってもいい存在の宰相閣下ですが、完全な悪役だと途中まで思っていましたが、段々ただの善悪とかどうでもいい系の変態なのが分かってきてしまい。憎むべきキャラが少ないのは助かりますが、宰相に関してはこれまでやってきた所業に泣ける理由とかも無かったので急に憎めないキャラにされても…と思い星1つ減らしました。
それと結末になんかほんのーり仄暗さを感じたのは私だけ…？マティアスさん、閉じ込める場所が塔の上から後宮へ、つまり広くなっただけ、だよねぇ…？マティアスの溺愛と執愛、ついでに変態宰相の執着がすごいなーと読後遠い目になりました(笑)
全体的には溺愛ぶり大満足のヒーローと儚げ(実は心臓に毛が生えてる)系ヒロインで面白かったです！

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とんでもスキルで異世界放浪メシ

赤岸K/江口連/雅

おかしい、もう読み切ってしまった…

2025年1月5日

無料分だけ読もうとしたのに…気がついたら2,3,4巻を購入していて、今日はもう買わない！と思ったのに巻末の次巻予告はズルいよ…買っちゃうじゃん…1日かけてズルズルと購入、既刊10巻全部読んじゃったよ。何か倒さなきゃいけない敵がいるとかの目標はないし、シリアス展開もないし、ただ愛すべき従魔とご飯ハグハグ食べてる(たまにご飯の材料のためにワクワクの狩りする)だけなのに、もっと読みたい欲に駆られる謎の漫画。ムコーダさんは読み手をモヤモヤさせない良い人、フェルは頼れて愛すべき食いしん坊、スイは可愛いけどたまに猟奇的、ドラちゃんは強いけどご飯に目を輝かせる顔がめっちゃ可愛い(笑)それぞれの街で出会う人々もほのぼの、良いキャラ。早く11巻出ないかな〜
【追記】11巻、これまたあっという間に読み終わってしまった…でもこの軽さが良いんだよ！それにしてもドラゴンオタクエルフの愛の重さと形振り構わなさが話ごと露呈していく(笑)

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エリスの聖杯

常磐くじら（DREノベルス／ドリコム刊）/桃山ひなせ/夕薙

気高さの物語

2024年11月13日

気軽に漫画を読んでいたはずなのに、胸が熱くなった。最新11巻まで読んで、号泣ではなく、目頭が熱いというのを体感させられた。「気高い」とは何か、「愛する者と守るべきものを天秤にかける」とはどういうことか、はっきり言葉で明記されてはいないけれど見せつけられる。守るべきもののために、それぞれが何を捧げたのか、そしてこの先でそれがどう活かされるのか。守るために「犠牲にした」とは言いたくない気持ちにさせる登場人物たちと物語。

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死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから（※ただし好感度はゼロ）

六つ花えいこ/秋鹿ユギリ

読み終わって悶えてます

2024年9月28日

コミカライズ版が素敵だったので原作を探して読んだけど…最高かよ…特に2巻以降のヴィンセントがけしからん、好きすぎかよ、甘々かよ、羨ましくて叫ぶわ！！読みながらあまりの激甘さに人肌が恋しくなってしまった。でも切ない、両片思いここに極まれり。そして何かが明らかになる度に毎回泣きそうになった。オリアナちゃんも可愛くて底抜けに明るくて好き、ミゲルも長身の猫属性とか好き、周囲の皆も全員クセ強くて好き、完結して最高のラストだったけど、いつまででも読んでいたかった。

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オタクも恋も連鎖する

天色ちゆ

いや草！！

2024年9月8日

ホント笑わずにいられないｗｗ雨の日エピソードでゼクシィとご祝儀袋持って感涙してるシーンとか吹くわ！！そうだね、推しが尊すぎるもんね！
でもなんか全員愛さずにいられないキャラ…作者さん天才かよ。
とりあえず確実に言えるのは、鉄仮面を貫けないなら電車や公共の場で読んではならないということ。

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泣かせたくてどうしよう【電子限定描き下ろし付き】

車谷晴子

無自覚天然身悶え製造マシーン

ネタバレ

2024年8月10日

このレビューはネタバレを含みます▼ これは確かに泣かせたいかもｗ可愛すぎる！二番くん、無自覚でこの可愛さと素直さ、天然記念物レベルだな…張り合ってくるのも頭撫でくりまわしたいよね、分かるよ一ヶ原、可愛すぎてどゆこと。そら悶えるわい。
「も、もちろん知ってるぞ！」って…うんうんそうだね、知ってるもんね〜分かってるよ〜よしよしってなるよ。でもそこをちゃんと「すごいな二番、さすがだ」って褒めるのが高等テクすぎて一ヶ原に感心するレベルｗｗ
ちなみに屈強な男性同士も良いかもしれないけど、私はやっぱり片割れが可愛い男の子のBLが好きだなあと再確認した作品。

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鉄の女だと嫌われていたのに、冷徹公爵にループ前から溺愛されてたって本当ですか？～おまけに契約精霊が最強でした～

クレイン/白谷ゆう

献身に泣…でも1つだけ供給が足りない部分

2024年8月10日

読み始めからもしかしてヒーローは本当は…とちょっと予想できる書かれ方をされてて、でも分かってたのにいざそれが判明する章で泣かされた。お互い溺愛で幸せなのに、この献身はずるい、泣くしかない。
やり直し前の悲しみを知っているからこそ、その後幸せになれることが読んでいて本当に嬉しい。報われるって最高。
しかも、悪いやつへのギャフンはあんまり詳細に書かれていなくて（むしろ主人公の預かり知らぬ所で片付いて何なら1ページくらいで終わるｗ）、でも読み手はちゃんと別の方向でスッキリできるからこの作者さんは凄いと思う。
…でも欲を言えば、もっとイチャイチャしてほしかったなあ。レーベルやジャンルに合わせてのことだと分かっているものの…作者さんの他作品を読んでいる身からするとちょっとだけ物足りないかも…。

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地獄のアシタ

ゆうち巳くみ

コメディだけど芯のある物語

2024年8月10日

テーマが地獄と鬼なのでまあまあバイオレンスだけど、ギャグシーン多めなので程よく中和されていて怖くない。アシタ君は良い子通り越して聖人だけど、良い子キャラが陥りがちな嫌味っぽさを読み手が感じないのも良かった、作者さん凄いなあ。
ストーリーもギャグや勢いだけじゃなくて芯があって素敵だった。
最終回までの風呂敷の畳み方はややいきなりに感じたけど、それはもっと色々他にもエピソードを読みたかったからこそそう感じた可能性が高い。3巻で完結してしまうのは寂しいと感じるほど全てのキャラを好きになれた。続編出ないかなあ…。

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ブサ猫に変えられた気弱令嬢ですが、最恐の軍人公爵に拾われて気絶寸前です【分冊版】（コミック）

オオトリ/岡達英茉/日下コウ

もどかしい溺愛

2024年4月28日

自分の容姿や才能に自信のない主人公が、最悪の展開から愛を知って花開くストーリーが素敵。
猫になって元帥の気持ちを知ってからのもどかしさもあったけど、そのあとの展開でのカタルシスがしっかりあって読んでいて楽しかった。
イラストもふわふわして可愛らしいと思う。

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初恋狂い 弟だと思ってた幼なじみに激重感情を（※カラダで）浴びせられてます（分冊版）

夏生ツナオ

頑張れ幼馴染弟！

ネタバレ

2024年4月28日

このレビューはネタバレを含みます▼ うっかり一夜をキッカケに、好きな女性にその幼馴染兄弟の弟の方が猛アプローチするストーリー。側にいられればこのままでいい…とか幼馴染モノのあるある思考だと思って読んでたら、それをぶっ壊すキッカケが中々可哀想な感じだった(笑)お兄ちゃん、お酒のせいとはいえうっかりが過ぎるよ…弟可哀想だよ…弟はその子をずっと好きだったのにさ…
でも吹っ切れた弟の猛攻が凄く熱烈で、そんなつもり無かった幼馴染女性のぐらぐら来てる感じもツボ！
えっちなシーンの描き方もすごく私の好みな感じで良き。そしてちょっと参考になる(笑)
弟が頑張ってこのまま付き合って、ラブラブなシーンも早く読みたい！

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ふつつかな悪女ではございますが ～雛宮蝶鼠とりかえ伝～

尾羊英/中村颯希/ゆき哉

2人の妃が対照的だけど…

ネタバレ

2024年4月28日

このレビューはネタバレを含みます▼ 中々大変な入れ替わりが冒頭で起こるけど、暗くならず楽しく読めた！新章もここからどうなっていくのか楽しみ。
中身の入れ替わった2人の妃は性格が対照的だけど、どちらも憎めないし事件を経て何だかんだ仲良くなるのも読んでいるこちらが嬉しくなる(笑)そういう点ではこの漫画は恋愛というより、女の友情モノっていう印象かな。
ちなみに皇太子の扱いがちょっと気の毒ではある…当初からしばらく入れ替わりに気付けなかった上に色々やらかした後だからまぁ仕方ないとは思うけど。
新章からキャラの濃いお兄様たちも加わってるから、続きを楽しみに待とうと思う！

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