稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ【分冊版】
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稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ【分冊版】

嵐華子(カドカワBOOKS/KADOKAWA刊)/昴カズサ/八美☆わん

悪女じゃなくて、ヒロインは意地悪婆さん?

ネタバレ
2025年4月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 公開中のなろう系原作を読んでいます。登場人物が多く、読み難い文章、、読むのが苦痛になり現在中断中。でも、なろう系だから、それでよかった。商業化前の叩き台、叩き台、、、、
 それが、この作品をコミカライズ化?(当惑) エッ!勿論改編するよね? ヒロインが地雷なんですが、、(笑)。

 ヒロインは〈三度目の人生で、二度目の人生は日本で平穏に86歳の生涯を終えた女性〉という設定。で〈無才無能を装い〉周囲と対立します(呆)。確かに、義母、義妹、婚約者とその取り巻き、、、と酷い人ばかりですよ、でも、その人達と真剣に向き合わず、煽るような台詞ばかり。宥めてやり過ごすことをしません。特に、真面目に心配して苦言をした兄を小馬鹿にしたような態度には怒りが!、、、ヒロインの性格悪すぎ!
 ヒロインの内心の表現が〈若者を小馬鹿にする意地悪婆さん目線〉にしか思えません。
 この表現を制作者側が【斬新な設定】【この物語の推しポイント】と考えていたら、、、本当にイタイ。『前世で86歳まで生きれた?ソウ、それのどこがエライの?転生できたのは貴女の能力?偶々でしょ!』と、言いたくなります。
 こんなお婆さんになりたくない、とオバサンは本気で思いました。
 ヒロインはじめとするキャラ全員に魅力がありません。これは物語世界に魅力が無いと言うことです。今更ですが、商業化するなら大幅に原作改編すべきでした。
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