紫電改343
」のレビュー

紫電改343

須本壮一

格好良すぎ…!

2025年4月26日
第二次大戦中、海軍航空隊の精鋭パイロットが集結した“剣部隊”のお話。“デストロイヤー”の仇名で知られ、米軍からは機体の模様が由来の“イエローファイター”と恐れられた実在の撃墜王・菅野直さんが主人公となっています。
彼らの搭乗機は紫電改。これがもっと早く日本に配備されていたらと言わしめた、超優秀な局地戦闘機です。

物語のページを開いた瞬間、圧倒的な画力。航空機の描写の緻密さはもちろん、空戦の迫力と臨場感と言ったら…!
戦闘機も登場人物たちもみな格好良くて見とれます。実在の方々なのですよ。もう語彙力が退化していて格好良いしか言えない…。こぞって飛行機乗りに憧れた当時の少年たちの気持ちがわかる気がしました。
私はこの物語に登場する紫電改と零戦五二型、その両方のミニ模型を持っています。当時の日本軍機は陸海関係なく大好きなんです。
零戦はスタイルが抜群に良くて見栄えがする機体だし(私は特に垂直尾翼の形が好き)、紫電改は重武装で外観だけでもその強さが伝わってくるよう。どちらも日本を守るために獅子奮迅のごとく活躍した、素晴らしい戦闘機だと思います。
最近では海の底に沈んでいる紫電改の機体の引き揚げに関するニュースを観たり、戦後八十年ということもあって当時に思いを馳せることが多いです。
日本のために戦って下さった方々がいらしたから今がある。こうして好きな漫画を読んでいられる。それを決して忘れてはいけないと思う日々です。
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