水野忍の理想の恋愛
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水野忍の理想の恋愛

須坂紫那

目黒大智について言及しまくるレビュー

ネタバレ
2025年4月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ スピン元未読、須坂先生の作品は契約コハビテーションのみ履修完了のド新規ニワカです。目黒のビジュが好み過ぎて辛いです。~完~(いやいや)
目黒の顔面が強すぎて黒髪太眉童顔攻めが大好きだと改めて所信表明をさせていただく所存。コテコテのおっちゃん関西弁に違和感がある方も見えますが、幼少期に両親が離婚して母方祖父母に預けられた設定がここで活きてくるのではないかと!祖父母にちゃんと可愛がられて言葉のコミュニケーションを密に取っていたから、若者らしくない言葉使いが定着しちゃったとは考えられないでしょうか。沢山お話したんですよきっと。預けられた当初は伸び放題だった髪の毛がスッキリお坊ちゃんカットになっていたり表情も気持ち明るくなっていたり、祖父母に愛情深く育てられたのは間違いないはず。それでも運命の相手を探し続けて危うい程恋愛面にアグレッシブだったのは、ある意味ロストチャイルドだったのかなと。愛着障害から来る試し行動だと思えば、目黒がチャラいとか軽いとか自分勝手とはとても思えないのです。無償の愛情を注いでくれるはずの絶対的存在(=両親)に置いていかれた幼少期の経験は、その後の人格形成に影響を及ぼさない訳が無く認知の歪みもあったのではないかと考察します。軽ーいノリのリーマンラブコメと見せかけて実はトラウマ救済物だったとは、これはもうエモエモのエモですね!(語彙力の敗北)
続編は目黒の過去を更に深掘りして描かれているとのことで、スピン元を履修しつつ6月2日の2巻発売日を楽しみに待ちたいと思います。
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