口の中に甘く触れて【単行本版】
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口の中に甘く触れて【単行本版】

薄井いろは

アイスクリームを絡めとるように探る舌

ネタバレ
2025年5月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 思うところがあって、お互いの瞳に相手の瞳が映ることがない、目線は常にそらされる。
その視線の先にあるものは何なのか。
目の表情がとてもよく、伏し目がちだったり、こっそり見つめたり、逸らして頬を赤らめたり…秘めた想いへの期待がどんどんと高まってしまう。

題名にあるように、甘い口の中を舌で探り、未知の味を知っていく2人。
とにかくお互いを舌で味わう様子が官能的。
唾液がエロいのである。
アイスクリームを舌で絡め取っているような感じ。

致しはぼんやり白塗りなので、すりこぎが1本なのか、2本なのか…セリフでようやくわかるレベルに識別困難ではあるが、もうキスだけで十分満足。

試し読みの島崎の美人ぶりに見事に撃ち抜かれてしまったのだが、美容室勤務なだけあって、髪型がいい…インナーカラーと言うのだろう、やってみたいんだよなあ。
髪を縛るイケメンは大好物。

立山は優しすぎるずるい男かと思っていたが、肝心なところではグイグイいくな、優男が嫉妬にかられる様子、いいぞ!
でもプリンのてっぺんに乗っているさくらんぼ好きなのか…割とtkbをガリガリするので、「あっ」となってしまった。
ちょっと島崎が心配ではあるが、これからも甘々に過ごして欲しい。
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