白線の向こう側
」のレビュー

白線の向こう側

朽田硝子

地味な話に滋味がある。

2025年5月3日
表題作
ナリがデカくて口数の少ないぽっぽやにハズレはない(健さんしかり)駅員と派遣がそれぞれの生き方を模索しながらいつの間にか【人】の字のごとく支え合う姿が良い。米粒シーンのバタバタ感、その不器用さは人間国宝に値する。

二作目
鴨川の左岸にて。昔のツケが回ってきた大人の責任の取り方とか、少年が大人になる瞬間とか描かれてて、話は地味なのに滋味があふれてる。歳の差あるしチグハグな2人だけど、2人でいる時の空気感に絆があるのが素敵。良質のブロマンスです。

ワタシ好みのちょい古BL。こういうのが読みたくて電書読んでます。
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