百日の薔薇 Maiden Rose
」のレビュー

百日の薔薇 Maiden Rose

稲荷家房之介

面白いんだけど難しい

ネタバレ
2025年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵もすっごい完成されてるし、ストーリーも重厚。これは長編の名作になるぞ…とは思うんだけど、如何せん難しい。というよりも、作品の全体像がかなり把握しづらい

まず世界観。タキの日本装束や家柄などを見てファンタジーかと思いきや、戦争の場面などは現代のリアルに通じるものがあって、どういう心づもりで読めばいいのか。あと場面がコロコロ変わって、しかも時間軸が前後するから、人間の一生の中での話なのか、あるいは前世の話なのかと頭がこんがらがる。
一番の注目がタキとクラウスの関係性で、執拗な両片思いでこれはこれですっごい好きなんだけど、1巻からずっと運命的な何かがあるように思って読んできたけど、4巻で薄々感じるのは実は単なるルームメイトだったってだけなの……?(まだよく分からん)。

世界観もキャラも好きなんだけど、イマイチ掴みきれないところがあって、完結してから読み直すのがいいのかもしれない。でも完結まですっごい遠そうだから、どうしよう(笑)
とにかく2人が早くラブラブでエッチしてほしい。
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