このレビューはネタバレを含みます▼
絵もすっごい完成されてるし、ストーリーも重厚。これは長編の名作になるぞ…とは思うんだけど、如何せん難しい。というよりも、作品の全体像がかなり把握しづらい
まず世界観。タキの日本装束や家柄などを見てファンタジーかと思いきや、戦争の場面などは現代のリアルに通じるものがあって、どういう心づもりで読めばいいのか。あと場面がコロコロ変わって、しかも時間軸が前後するから、人間の一生の中での話なのか、あるいは前世の話なのかと頭がこんがらがる。
一番の注目がタキとクラウスの関係性で、執拗な両片思いでこれはこれですっごい好きなんだけど、1巻からずっと運命的な何かがあるように思って読んできたけど、4巻で薄々感じるのは実は単なるルームメイトだったってだけなの……?(まだよく分からん)。
世界観もキャラも好きなんだけど、イマイチ掴みきれないところがあって、完結してから読み直すのがいいのかもしれない。でも完結まですっごい遠そうだから、どうしよう(笑)
とにかく2人が早くラブラブでエッチしてほしい。