ある魔女が死ぬまで
」のレビュー

ある魔女が死ぬまで

雨霰けぬ//コレフジ

理屈屋にこの魔女は合わなかった

ネタバレ
2025年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ インパクトある題名と、魔法とヒューマンドラマという枠組み。
そのあたりで興味を持って読んでみたものの、一話で脱落です。理屈屋には読み進められませんでした。
「明るく元気」を履き違えたようなキャラクターの主人公がまず苦手。残り一年なのに集めなければならないものの数は千個という根本的に設定をミスっているのではないかというところ。桜の散るさまを「ピンクの雪」と思い込んでいた成人男性(いくら妻が「雪みたい」と言ったとしてもおかしすぎる)。いろいろと無理。
地味ながらも「合わない」判定の決定打は、魔法でお茶を燻すシーン。草木の力を引き出す呪文を唱えているのに、やってることは「燻し」って……そこは火の精霊の力を借りるところではありますまいか。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!