春のデジャヴに踊れ
」のレビュー

春のデジャヴに踊れ

おどる

母親の影と相手からの自己愛臭

2025年5月25日
かなりの高評価なので、期待して読んだけど、自分には合わなかった。相当の地雷設定だと思う。女性が登場するBL作品は苦手ではないと思っていたが、本作は苦手だった。本人が母親のことを尊敬していれば、似ていることの負い目を感じず、プラトニックであったとは言え、母親のことを好きだった人と恋に落ちるんだろうか。異性愛者同士の葛藤もとってつけたような感じがした。人がいい少しウブなイケメンの年下を好きなように転がしていて、相手の年上男からは自己愛臭を感じた。母親の面影を感じて、頬に触れるところは鳥肌ものの気持ち悪さだった。改めて表紙を見ると、帯のところに、同じ面影に恋をしたと書いてあった。親切な帯だった。よく見て買えばよかったと後悔した。2.9
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