君と宇宙を歩くために
」のレビュー

君と宇宙を歩くために

泥ノ田犬彦

不安定で毎日が宇宙を歩いているよう

ネタバレ
2025年6月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「でもそんな宇宙みたいな毎日を歩きたい」

普通のことが出来ない、当たり前が当たり前に出来ない宇野と小林。
バイトがいつも続かない小林はまた今のバイトもすぐに辞めることになるのだろう、そう思っていた。
他のバイトは普通に出来ているのになんで自分は出来ないのだろう、
一体自分は何に向いているのか、
そんな小林の前に一風変わった宇野という少年が転校してくる。
宇野はいつもびっしり書いたノートを持ち歩き、声も大きく、独り言も多い
小林はそんな宇野と関わっていくうちに彼を尊敬していくようになるのだ。
「上手にまっすぐ歩けない。それを笑われたり怒られたりすると怖くて恥ずかしい気持ちになります」
そう言う宇野は「それでもそんな宇宙を歩きたい」
と一歩一歩宇宙を歩んでいく。
小林も宇野に影響され少しづつだが前に進んでいく。
そんな2人の成長や葛藤に何度心を動かされたことか…
小林と宇野は何も分からない、先が見えない現実を一歩一歩歩んでいっている。
そんな2人の物語をこれからも見守っていきたいです!
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