このレビューはネタバレを含みます▼
社交ダンスを題材として取り入れている作品、あまり知りません。昔、男女の恋愛もので一つ読んだかもな…(それも良かった。少しダンス用語とか覚えた)
おどる先生の作品は初めて。レビューを読んだら絶賛の嵐。なら大丈夫か、とポチり。絶賛レビューをまた一つ増やすことになりました。素晴らしいですよ、これ。
社交ダンスに詳しくなれる(まだまだ奥深い世界であることも感じられる)し、仕事選びについて悩む人にも良き指針になるのではと思う部分もあり。また、多くのBLでは敢えて触れずに済ます問題にもがっつり正面から立ち向かいキャラに考えさせる。細かいネタバレはしたくないので書きませんが、絶対に立ち塞がる問題。2人が出す答えはだいたい予想できますが、答えに辿り着く過程を描くことに意味がある。お互いに元々ノンケ、だから改めて考えなければならない。
ところで、社交ダンスって「社交」なんですね。体の一部を常に沿わせて相手の動きを感じ続ける。踊りを習っていたことはありますが、パートナーと踊るタイプではなかったので自分1人の技術・表現の問題でした。2人1組で踊るものを見る時、今までと少し見方が変わるかもと感じます。良き学びのある作品です。