画力も展開も美しくて納得性のある、丁寧に描かれた2人の恋物語で、今までレビューしたことはありませんでしたが、あまりに素敵なものを読んだ!という読後感に初めてレビューを書きました。
BLはファンタジーとよく称され、突拍子や整合性のないものもそれはそれで楽しめたりしますが、そうではなく、丁寧な心理描写と現実的な問題も踏まえたうえでの展開が美しい画力で描かれています。
まるで1本の良質な映画を見たかのような、満足度の高い1冊です。
BLとして読者の欲するようなお色気のあるシーンも織り交ぜられていて、さらに、きちんと起承転結と着地されているなんて、こんなにバランスのよいデビュー作があって良いものなのか…
今後のご活躍が楽しみになる作者様に出会えて嬉しいです