星屑のデビュタント【単行本版】【コミックシーモア限定特典付き】
やん
このレビューはネタバレを含みます▼
Sentinel Loveresが良かったので、お得になっていたこちらを作者様買い。お馴染みオメガバースなんですが、19世紀英国貴族達の社交界。きらびやかな雰囲気に建造物の緻密な描写、特に英国紳士たちの色気漂う風貌にクラクラ。また、セオドアの愛犬アイシス目線によるナレーションが◎
甥のエイディの社交界デビューに介添人として足を運んだセオドアが、出逢った運命のお相手ヒューゴ。
それまでβだと思っていたセオドアが突如発情、ヒューゴの腕の中で初めての快楽に酔いしれ、戸惑い恥じらいながら自称冴えないおじさん伯爵はΩとして見事に開花!冷静に見えた年下ヒューゴくんも、きっと初めてでバクバクだったんだろうな‥
今まで、見向きもされなかったセオドアに脚光が集まり色めき立つ社交界。突然のモテ期到来にも一際冷静で、どんなαがこようとあの情熱的な一晩が忘れられず‥結局名前も知らぬまま。。このスキャンダルがヒューゴの主人ガーディナル公爵の耳にも入り‥
招待状を持ちドゥブルドクテール家へ向かわせたり、色々と画策している理由が少しずつに明らかになってくるのと同時に、ヒューゴとの意外な関係性も物語を面白くしてくれました。愛妻家のガーディナルの過去の過ち、運命の番との逢瀬や別れと再会‥かなり情熱的なエピソードお持ちのイケおじで、続きみたい病に!
基本お堅いヒューゴですが、セオドアの無自覚天然さに振り回されて、わちゃわちゃしたり匂いを嗅がれピヤっと固まったり!嫉妬フェロモンやマーキングなど熱い一面萌え!
身分差に厳しい時代だからこそ、隔たりなく接してくるセオドアの優しさも響いたに違いない!
フットマンとしてガーディナル家を影で支えてきたヒューゴをいかに説得するか。運命の番である以上に身分の壁で身動きが取れずにいるヒューゴにガーディナル公爵が一芝居打つんですが、予想外なセオドアによって当初の計画とは違う形で結果丸く収まります。
柔軟な夫夫生活と初夜のすれ違いもあった2人ですが、ヒューゴがまぁ紳士!秘密でセオドアの為に用意した天体観測用の一室で星空に見守られながら、、夢が膨らみます!
またオメガバ繋がりで、短編が1つ。こちらもガチムチオジ受けの魅力と名前のセンス(笑)
更に書き下ろしのドストレートな申し出に溶けるかと!!その後は見事にトロけました(幸)甥のエイディの春もそろそろ近い予感!
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