このレビューはネタバレを含みます▼
岩川ありささんの『養生する言葉』でこちらのマンガが紹介されていて、読みました。
自分語りをして恐縮なのですが、社会で浮いてしまう感覚が物心ついた頃からありました。作品の登場人物のように人と一緒にいると疲れやすかったり、仕事の指示をうまく聞き取れなかったり、目標が高すぎて100点でないといけない、ねばならない思考にとらわれたりして息苦しい時が多かったです。
こちらの物語は困り事を工夫することで、生きやすくなっていく過程が描かれていて、自分に向き合うことは大変な時もあるけれど、頑張ることっていいなと前向きなメッセージが込められていて、キャラクターと共に歩んでいきたくなりました。
ただの「点」ととらえたものは彼らが大人になって過去を振り返ってみた時にスティーブ・ジョブズがいうように「点と点がつながっていた」と気づきがあるかもしれませんね。(解釈が間違っているかもしれませんが)
私も不惑の年が近づいてきましたが、脳の可塑性を信じて変化する自分を楽しみながら他者と関われたらなと思います。