部族オメガバース
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部族オメガバース

蝦夷森わに

褐色肌パラダイス

ネタバレ
2025年6月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 褐色肌好きとしてはどのページも美味しい。部族オメガバースとな?と気になり購入しましたが当たりでした。
同じ島で暮らす力を主とする部族と知を主とする部族、その二つの部族は過去の因縁から敵対していましたが未来を良くするために各長の子供を結婚させることに。
そこで選ばれたのが男でありながら子が産める受けなんだけど(現時点でオメガバースの存在は知られてない世界観)、この子がとっても良い子!自分が嫌われて疎まれる存在だと理解しながらも、島で暮らす皆のために役に立ちたいと頑張る姿にギュッと心掴まれます。
それに対して攻めは圧も警戒心も強めで受けをがっつり敵視してます。そんな攻めがだんだん受けを愛してくもんだから読んでて楽しい。頑なだった攻めが受けを溺愛していくお話大好きなので。
この島ではオメガバースが知られていないので、受けも自分がオメガだということを知りません(村に伝わる文書で特異体質である事はわかってる状態)。なのでオメガバースだけどαとかΩっていう言葉はほぼ出てこないけれど発情期はしっかりあるので、初めは毛嫌いしてた攻めが甘い香りに誘われてガッツいたり、どうしようもなく体が疼いてエロくなる受けにドキドキしました。
お互いの生い立ちや想いを少しずつ知っていき、惹かれていく様子が丁寧に描かれてるのでお話も良き。
あと、素直で皆に慕われるようになった受けを独占したい攻めが年下らしくて可愛いです。あんなに圧で怖がらせてたのに、最後には駄々こねる子供のようにも見えてくる…笑。番外編もラブが詰まってるので是非!
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