アオハル・ワンスモア【単行本版】
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アオハル・ワンスモア【単行本版】

宮田トヲル

止まったままだった時間がまた動き出す

ネタバレ
2025年6月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作者さん買いです。表題作のみ全5話+描き下ろしで合計203ページ。百貨店の食品フロアに勤める隼人が、高校時代の同級生・律と偶然再会。高校時代に自分の気持ちを自覚できず、そのまま消滅してしまった初恋がまた動き出す大人の青春ストーリーです。宮田先生とアオハルの親和性が高過ぎる…!!好きだけど今の関係を壊したくなくて足踏みしちゃうとか、相手にとっての「特等席」を失いたくないとか、すごいキュンキュンします!二人の関係と壊れた時計がリンクして、あの時のまま止まっていた二人の時間がまた動き出すとか、胸熱です。裏表紙のあらすじ紹介に書かれていた一文「青春のきらめき全てが、きみだった。」もすごい好き。少女漫画的な分かりやすいキュンが好きな方は絶対好きな作品だと思います。DKものの爽やかさに、「大人の恋」の要素(エロさではなくて、大人の駆け引きとかちょっとテクニック的な感じ)が上手くミックスされて、バランス100点満点です。
あと今回特に声を大にして言いたいのが、隼人のビジュアルが良すぎる!これまでの宮田先生の作品も絵は綺麗で良かったんですが、なんか更に洗練されたような気が。この後ぜひ続編・お付き合い編をよろしくお願いします!!
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