悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~
白梅ナズナ/まきぶろ/紫真依
このレビューはネタバレを含みます▼
とてもとても好きな作品が無事完結したので記念にレビューします。ずっと追いかけてきた作品で、何度も何度も一巻から読み返しては感情を揺さぶられてきました。レミリア様のチートステータス、行動力、カリスマ性に、エミのお人よしで誰にでも平等に愛情を注げる性格が加わった最強の令嬢で、要所での言葉の選び方、頭のキレの良さも読んでいてカッコいいなと思ってました。
でも時折見せるエミを意識しないレミリア様自身の黒い考えとか、やっぱり悪役令嬢なんだなぁと思って。
あと、乙女ゲームが舞台なのにレミリア様、終始自分はエミのレミリアっていうキャラクターを動かすプレイヤーみたいな立ち回りしてるし、エミの事しか思ってないので、(攻略対象の男性に特別恋愛感情抱いてないので)その分オトキシのすごく練られた時代背景とか感動のストーリーが頭に入ってきます。たぶん星の乙女側からプレイしてると普通に恋愛ゲームなのでしょうけど、恋愛感情のドロドロとか、ハーレムとかそういうのが無いのでダラダラ連載とかにならずよかった(たまに同じような感情でずっと主人公が悩んで全く進まない漫画とかも見てきたので)
最初、エミ寄りの感情視点で物語が始まるので読者みんなレミリア様推しにさせられます(笑)レミリアたんが幸せになってよかったです。やっぱりオタクは推しが幸せであるならこれ以上の幸福はないんですよね。最高の作品でした。また一巻から読み返そうと思います。
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