鯛代くん、君ってやつは。
」のレビュー

鯛代くん、君ってやつは。

ヤマダ

オジンダムが気になる

ネタバレ
2025年7月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みで笑いのツボにはまり、気づけば4巻まで読んでいました。小学校男児感性の面白さ。玄関にランドセルを投げ捨てて遊びに行くときのあの勢いを感じます(笑)

表情がホラーな鯛代くんは、漫研のリーダーの友人である蛯原先輩に一目惚れ。独特なコミュニケーションで迫るも、当然のように拒否されてしまう。めげずに突進する鯛代くん、次第に鯛代ワールドに巻き込まれていく先輩――片想いの行方やいかに。鯛代くんが所属する漫研を中心とした青春群像劇。

ドタバタギャグラブコメという感じで、恋愛を中心に進むBLを期待して読むと、想像していたものとややズレがあるかもしれません。また、3巻中盤以降は、漫研のコスプレ仲間である瀬賀と、彼のマネージャーが中心となる展開に…。個人的に、この二人にはあまり好感を持てなかったため、失速感がありました。加えて、鯛代くんのキャラクターにどんどん属性が盛られていくことで、ブレを感じてしまったのも正直なところです。

それにしても語尾が古のオタクすぎるモブよ…テラナツカシス(笑)オタク以外のモブのクセもすごくて、BCGの痕があるきらきら目おじさんで30秒くらい笑いました。
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