このレビューはネタバレを含みます▼
表紙が気になりすぎて1巻を購入したのが去年。今回新刊出る!?にやっぱり2巻も購入一択しかありませんでした。。因みに読み放題で2巻まで読めますよ~!
なんと言っても人物も背景も丁寧で細部まで美しい!
寡黙護衛と麗しき神官という好みなCPと、フルゥトの聖母の様なほわっとした笑顔に癒されました。この笑顔にレイヴン一発KO(笑)
また特殊なお国柄で、神官であるフルゥトがあらあらそんな事しちゃうの!?むしろ無縁なイメージなのに、それが聖(性)なるお仕事!国を挙げての開放的な儀式がシュールすぎる!
気持ちが高ぶり過ぎて神官が襲われない様、目を光らせている護衛のレイヴン。お互いの立場を思いやる余り次の一歩を踏み出せない!!あ~もう好意を寄せているのは一目瞭然なのにもどかしいったら。出逢いから5年の時を経て、ようやく前へ!
ただレイヴンくん、真面目で硬派なだけに鈍い!鈍すぎるぞ!見かねて警備兵の3人がお膳立てしてあげちゃう1巻。媚薬がテーマなだけに、後半にかけて絡みは多め!!レイヴンの引き締まった筋肉の質感の描写は本当にお上手で、鍛え上げられた男の身体‥見惚れてしまう。ただ、その鍛練の証と同時にフルゥトへの煩悩との戦いだった過去も。
ページ数は普通の単行本と比べると、半分位のボリュームですが、ウブとエチエチとのギャップとバランス含め読み応えがあるので、満足度は高めです。
気持ちが通じあった後の2巻でしたが、あ~んな事やこんな事したのに、距離が縮まるどころか初期化しちゃった?
フルゥトが神官代表として大祭へ向かい、レイヴンをお供にちょっとした小旅行!またとない2人きりのチャンスに積極的になるフルゥト!公私を分けろと教えこまれたレイヴンとの心の葛藤が、真綿でじわじわ締め付けられるよう‥
でまた、勇気を出したフルゥトが不憫、、帰還前夜の触れるかどうかのやり取りに、こりゃ反動やばいなと‥結局レイヴンの我慢に我慢を重ねた衝動があの勢い任せのキスになり!読者にとってもご褒美タイム!!!待ってた!!普段の仏頂面を崩しにかかるフルゥトに従順な年下わんこの顔(笑)自分の新たな魅力に鏡とにらめっこ!←そういうとこだぞ~!!
しっぽふって匂わせな続きを待てしてます!