このレビューはネタバレを含みます▼
たまたまおすすめにあがった試し読みで3巻買って…落ちました。
つづきが気になる終わり方や次巻購入のための終わり方ではない、正真正銘の読者を引き込む展開ととめどない工ロ。ヨネダコウ先生は肉体美とキャラの繊細さも表現される作家さんです!
いつのまにか最新刊まで一気に読んで登場人物の想うベクトルを反芻しています。
癖と難ありの美しい矢代が、話数を進める毎に搾取されて歪に生きていかざるえないのが某神作品の主人公を彷彿として切なくなりました。
同じようにどこか壊れてる百目鬼に出会い、セルフネグレクト的性癖と歪んだ人生を歩んで保っていたものを百目鬼によって乖離していく様が心に響きます。
矢代に心酔してそれぞれの形で守る人物や嫉んで壊れていく周囲の人物も、鈍感なのかふりをしているのか謎の親友も見どころが多いです。
三角さんはもちろん、天羽、影山、竜崎、久賀もこの作品のキーパーソンなのでいろんな視点で考察できるのも最高ですね…。
とにかく稼業だけにふたりがメリバにだけはなってほしくない!
そして体格差嗜好があるわたしにはたまらないふたりです。なかなかエグめなコマもあり、そこだけも問題なければぜひ読んでみてください!本当に!後悔しないです。
今後の展開が楽しみで終わってほしくない気持ちでいっぱいです。百目鬼、矢代さんを頼みます!!