このレビューはネタバレを含みます▼
大学生の南玲旺はバーのバイト帰りに､店で飲んでいた客が動けなくなっているのを拾います｡仕方なく連れて帰ると､男は酔いに任せてグイグイ迫ってきます｡その艶っぽさに玲旺はついつい流されてしまうのでした｡翌朝､男は星川と名乗り､タクシー代やその他色々のお金を置いて早々に帰って行きます｡その日も大学の授業の後にカフェにバーとバイトをハシゴする玲旺の前に､再び星川が現れます｡星川は今日も玲旺と楽しく話しながら結構なピッチで飲み､｢帰りたくない｣とぽそっと呟くのでした｡自分のことをほとんど話さない年上のエロい不思議ちゃんに､健気なDDがハマってゆきます｡過去の辛い経験から恋愛に臆病で天邪鬼な行動をとってしまう星川を､玲旺がしっかりと掴まえるまでが300頁近くをかけて描かれます｡一浪で一人暮らし､学業もバイトも真面目な玲旺は料理も上手く､急に家に来た恋人にレンコンのはさみ揚げを作って出すというスペックの高さに驚かされます｡星川先生こそ､良い星を捕まえたのではないかと思いました｡
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