歴史に残る悪女になるぞ 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです!
保志あかり/大木戸いずみ/早瀬ジュン
このレビューはネタバレを含みます▼
他の方のレビューにもありますが、結局「悪女」の定義が意味不明なので、どれだけ言葉を尽くされてもヒロインの行動原理が理解できないのが致命的。
6巻、長々と説明を受けたけどさっぱり理解できなかった。
とりあえず自分でアリシアを聖女の対抗馬に任命したのに断罪する国王が酷すぎんか?とだけ。(国王と父はわかってる的なニュアンスですが、衣食住の補償をつけた感じでもなく、本当に意味がわからない)
努力家のアリシアはとても魅力的だと思うのだけど、若い頃の貴重な数年を犠牲にして鍛錬を積み、自分の目を他人に与え(そこまでした相手はそのあとほとんど出てこない)、身ひとりで国外追放されてもそれを喜ぶ神経が本当にわからなかったです。
不要に虐げられ、本人がそれを喜ぶから特にやり返しもしないという地獄絵図。
そもそも作者様がアリシアのどんな姿をかっこいいと思い魅せていきたいのか、その意図もイマイチ伝わってこないのです。
理解が及ぶまで見守りたい気持ちはありましたが…。
すみません、私もここまでにします。
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