歴史に残る悪女になるぞ 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです!
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歴史に残る悪女になるぞ 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです!

保志あかり/大木戸いずみ/早瀬ジュン

6巻読了済

ネタバレ
2025年8月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分に軸のある悪役令嬢に憧れ、自分も悪役になりたい!と歴史に残る悪役令嬢になりたい女の子の話です。
この話の流れは結構あるあるですが、絵が綺麗なのと、アリシア(悪役側)が1人じゃないところ、聖女派、悪役派、中立派など乙女ゲームの足りないところを補完するような演出が良いなーと思います。
この年齢でさすがにチートすぎる…と思いながらも、魔法の使用開始年齢については前例がいる(100年越しとかではないし)、知識や体力は頑張れば(素質もいるけど)身につくことから、すっごいぶっ飛んでるわけじゃない…気がします。
展開も結構サクッと進んで読みやすいです。
最新6話では、聖女の成長が見れて、シナリオも何もないところに飛び出していく不安と期待を感じます。(今まではシナリオ内だと思っていて学園内のアレコレを期待して読んでいたので)
王子との関係が大好きなので、今の展開が長く続くのは寂しいですが、いつか2人が幸せに結婚…したら…いいな……。

政治が進まないのはリアリティあって良いかなと思います。政治の話は途中からパッタリ出て来ませんが(主人公アリシアは王と関係ないから当たり前ですけど)、なんにせよ、反発があって進めない・強行突破できないのかなと考えられるほうがリアルです。
というかそもそも、2年の修行を経てからまだ1年経ってないから政治が進んでるも何もないんじゃ…?とも思うんですけどね。言及してるレビュー見かけてつい盛り込んでしまいました。

私自身アリシアの生き方に憧れますし、とはいえ昔読んだらハイハイ、超人ね~、貴方も特別な人間ね~とか思って読むのやめてる気がするので、このタイミングで楽しく読めて良かったです。
コミックス1巻あたり1年かかるそうなので、手っ取り早く原作探します。また新刊出たら読むつもりですが。
綺麗な絵でこの作品を知れて、読めてよかったです。
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