このレビューはネタバレを含みます▼
面白かった。仲良し幼馴染(男2女1)グループで受けが攻めに長い片思いをしていて、攻めは女たらしだしと諦めていたところに男のライバル(仮)が登場!しかしそいつは幼馴染の女の子一花ちゃんが好きらしくて…受けの働く喫茶店の常連客の密やかな片思いもあり、みんな片想いで一方通行の矢印だけで直線に繋がる関係図。ままならないね。恋や愛はわからないけど親友を失いたくない攻めがどう受けの気持ちに答えればいいのか苦悩するお話でした。告白を断ってギクシャクするぐらいなら付き合った方がマシだ!と交際してみたり攻めが迷走して二人の関係がぐちゃぐちゃになっていく様は悲しいが読み応えがある。割れた二つのマグカップのシーンが切ない。そして今回幼馴染二人の悶着の間に入ってくれた一花ちゃんが最高。あっちを慰めて、こっちの事情を聞き出しと、二人の相談を一手に引き受けてくれてた。恋愛は別れがあるけど友達は一生ものだから友達でいた方が良くない?と言う攻めに「友達だって終わるよ」と言う一花ちゃんの一言が印象的。友人関係だってお互いの努力とか気遣いがあってこそ長く続くし、ダメな時はダメになるよね。愛ってなんだろうと悩み考えた攻めが出した答え、受けへの愛の言葉が凄く良かった。