このレビューはネタバレを含みます▼
ーーという台詞に、とても考えさせられました。
同じ1つの事を伝えるのでも、伝えるタイミング、伝え方、相手との関係性、信頼度…によって毒にもなるだろうし、薬にもなる。
うん、そうだよなぁ。
正義感振りかざして伝えればいいってものじゃない。
内容が深刻でセンシティブであればある程、本当に難しい。
そんな「ある事」を抱え持った渚が、そもそも伝えるべきなのか？
も含め、なんとか薬にしたい一念で、1歩踏み出して千波に近づき関係性を作っていく、お話です。
「ある事」は読者にもずっと明かされないので、うずうずしながら読んでください。
「ある事」の内容も重い上、全体的に人間ドラマに比重があるので、BL味は薄いかもしれないです。
が、偶然すぎるにしろ、2人が同じ性志向であったことに救われた気持ちになるはずです。
渚の優しさ、誠実さでどんな風に薬にしていくのか？
その過程をぜひ見届けてください。
***187P
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