このレビューはネタバレを含みます▼
羽島誠司は会社の福利厚生で貰った宝くじが当たっていることに気がつきます。1千万円当てた強運があればそDTも卒業できるかもとふわふわしていたら、女の子に声をかけられて悪質なぼったくりバーに連れて行かれてしまいます。大金を取られて行き場のない怒りのままにいつものコンビニに行くと、見知った店員が心配して話しかけてきます。宝くじのくだりから話をして「いっそ寄付した方が」とレジ横の募金箱にくじを突っ込もうとすると、店員がいきなり「そのお金でぼくを買って下さい」と土下座してきます。深山春は弟の手術のためにバイトを掛け持ちしてお金を貯めているのでした。羽島は春と、必要な金額分の家事とDT卒業のための練習相手をするという契約を交わします。家事一切を引き受けたもののどれも下手くそで「練習」もやっぱり下手くそだけど一生懸命な春を見ているうちに、羽島は春を早く自由にしてやろうと「最後までしたら契約はおしまい」と言い出すのでした。弟の臓器移植のお金と聞いただけで「フラグかっ」と思った自分は心が汚れていると反省しました。羽島さんも春くんもふんわりした優しいキャラで癒されました。